艶を落として、真っ黒に仕上げる
桶川市坂田 K様邸 / 築12年・窯業系サイディング / 施工期間:2025年10月15日〜11月19日(実稼働約20日)
「真っ黒な家にしたい」というご要望からのスタートでした。黒は艶を出すとムラや汚れが目立ちやすいため、艶を落とした仕上がりをご提案。光を反射しないマットな質感になり、サイディングの凹凸が陰影として際立ちます。
雨樋・軒天・破風まで黒で統一し、白いサッシだけをコントラストとして残しました。黒い家は、付帯部を塗り残すとそこだけ浮いて見えて締まりません。屋根は熱を吸収しやすい黒に合わせ、遮熱塗料のパーフェクトクーラーベストを採用しています。
お隣との間が非常に狭い立地でしたが、足場を組んで全面を施工しました。
費用・施工期間・工事内容を、先にご確認いただけます。
| 所在地 | 埼玉県桶川市坂田 |
|---|---|
| 築年数 | 築12年 |
| 外壁材 | 窯業系サイディング |
| 工事内容 | 外壁塗装・屋根塗装 付帯部塗装(軒天・破風・雨樋・水切り・換気フード・シャッターBOX・鉄部) ベランダ防水トップコート 物干しの塗装(今回サービスで施工) |
| 使用塗料 | 外壁:日本ペイント パーフェクトトップSi(3分艶) 屋根:日本ペイント パーフェクトクーラーベスト(遮熱・艶あり) 付帯部:日本ペイント ファインSi(3分艶) 軒天:日本ペイント 水性ケンエース(つや消し) |
| 使用色 | 外壁・屋根・付帯部:黒 軒天:黒 |
| 施工期間 | 2025年10月15日 〜 11月19日(実稼働約20日) |


白とダークグレーのツートンから、外壁・屋根・付帯部まですべて黒に。


お隣との間隔がほとんどない面。こうした場所も足場を組んで塗り残しなく仕上げます。


艶を抑えたことで光が反射せず、サイディングの凹凸が陰影として出ています。


建物角部とシャッターまわりも黒で統一し、白いサッシとのコントラストを残しています。
仕上がりを支える工程から、代表的な5つを抜粋しました。





日付と工程ごとに記録した施工写真です。外壁・屋根・付帯部・防水まで、何を行ったかを確認できます。
白とダークグレーのツートンでした。外壁、屋根、付帯部の状態をひととおり見て、必要な工事を整理します。



屋根と外壁、ベランダを高圧洗浄しました。洗浄前と洗浄後を並べています。汚れの上から塗ると塗料が食いつかないため、この工程で下地を作ります。



縦目地のシーリングをカッターで切って撤去し、プライマー(接着剤の役目をする下塗り材)を塗ってから新しいシーリングを充填。最後にヘラで押さえて仕上げます。撤去せずに上から重ねる方法もありますが、この現場では打ち替えました。





窓や玄関まわりを養生していきます。養生が終わってから、まず軒天(のきてん=屋根の裏側)を水性ケンエースの黒で塗りました。上から順に塗るのが基本です。



屋根の棟板金や雨樋の金具など、鉄の部分にサビ止めを塗りました。サビ止めを省くと、塗った上からサビが浮いてきます。続けて破風(はふ=屋根の端の板)の下塗りへ。



1階部分の屋根(下屋根)と、外壁の下塗りです。下塗りは仕上がりの色には出ませんが、上に塗る塗料の密着を左右します。破風は下塗りから中塗りへ進めました。





外壁の中塗りです。ここで初めて仕上がりの色が乗ります。白から黒への塗り替えなので、変化がはっきり出ます。


2階部分の屋根(上屋根)の下塗りです。板金のまわりや重なり部分はローラーが入らないので、ハケで先に塗っておきます。


外壁の上塗りです。中塗りの上に上塗りを重ねて仕上げます。今回は3分艶。黒は艶を出すとムラや汚れが目立つため、艶を落としてマットに仕上げました。


水切り(基礎と外壁の境目の金物)と換気フードの塗装です。面積は小さいですが、ここを既存色のまま残すと全体が締まりません。



上屋根の下塗りを進めながら、ベランダの防水トップコートを中塗り・上塗りまで行いました。ベランダは雨がたまる場所なので、防水層の保護が要ります。



屋根の中塗りです。パーフェクトクーラーベストという遮熱塗料を使いました。黒い屋根は日射を吸収しやすいため、色を黒で通すぶん遮熱で補います。



屋根の上塗りで塗装は仕上げです。あわせて雨樋の上塗りと、物干しの塗装を行いました。物干しは工事に含まれていませんでしたが、今回サービスで塗らせていただきました。



下屋根(1階部分の屋根)の中塗りです。あわせてベランダの防水塗装を進めました。屋根も防水も、乾く時間を挟みながら重ねていきます。



シャッターの収納部分(シャッターBOX)を2回塗りで仕上げました。ここは外壁と色が違うと目立つ場所です。ベランダの防水も、立ち上がりと床面を塗って仕上げています。






工事が完了しました。外壁・屋根・付帯部まで黒で統一し、白いサッシだけをコントラストとして残しています。艶を抑えたことで、サイディングの凹凸が陰影として出ています。




真っ黒な家にしたくて相談しました。艶を落とせばカッコよく仕上がると教えてもらってお願いしました。イメージ通りにしてもらえてよかったです。
同じ黒でも、艶ありにすると光を強く反射し、塗りムラや汚れ、下地の不陸が目立ちやすくなります。艶を抑えるとマットに締まり、素材の質感が出ます。この現場では3分艶で仕上げました。カタログの色番号だけでは決まらない部分なので、必ずご説明したうえで選んでいただいています。
濃い色は日射を吸収するため、屋根も同時に施工する場合は遮熱塗料をおすすめしています。この現場ではパーフェクトクーラーベストを使用しました。
雨樋、軒天、破風。ここを既存色のまま残すと、外壁だけが黒くなって全体がちぐはぐに見えます。この現場では付帯部まで黒で通し、白いサッシだけを残しました。
A. 色の印象と暑さ対策は分けて考えます。この現場では、屋根に遮熱塗料を採用し、外壁は艶を抑えた黒で仕上げました。
色の相談だけでも構いません。写真を送っていただければ、AIで色のイメージを作ってお見せすることもできます。